鉄道専業 岡山模型店

16番ゲージ

“3.5mmスケール”

 実物の1feetを 模型で 3.5mmにすることを “3.5mmスケール”の模型 と呼び,模型一般の縮尺です.
3.5mmスケール(約1/87)の縮尺を採用した鉄道模型を“HOゲージ”と呼びます.
 欧米は標準軌間は1435mmが採用されて,3.5mmスケールの模型にすると 軌間16.5mmなので,
ヨーロッパやアメリカ,日本の新幹線など 模型の世界でもHOゲージは標準軌間として採用されています.
 狭軌鉄道は1067mm(3feet6inch)や 軽便の914mm,762mm,610mmなども存在します.
国鉄の在来線を3.5mmスケールで模型化して"12mmゲージ”,軽便鉄道は"9mm"などが採用されます.

16番ゲージ

 軌間(レール内巾)が16.5mmで実物を約1/80前後に縮尺したものを「16番ゲージ」と呼びます.
最近はHOゲージで括られることもあるようですが 「HOゲージ」と「16番ゲージ」の定義は異なります.
 実物を約1/80の縮尺にして,軌間を16.5mmにした鉄道模型の総称は広く16番ゲージと呼びます.
16番ゲージとHOゲージの線路は共通なので 一緒に運転することができるので日本でも普及しています.

 イギリスでは 1/76 (4mmスケール)が 多く用いられていて 3.5mmスケールはあまり使われません.
16.5mm軌間 1/76サイズの模型は,OOゲージ(ダブルオーゲージ)はイギリス独特のゲージです.
イギリス形の4mmスケールとアメリカ形の3.5mmスケールが混在して英形と米形仲良く走らせています.
アメリカの車体が大きく,イギリスの車体の小さめなので,その点でも バランスが良いのだろうと思います.

 そのようなバランス感覚と,英米,日米の車両限界の関係から戦後の日本で16番ゲージが始まりました.
聞くところでは日本のHOゲージは輸出用から始まって,地方ではHOゲージを店頭で見掛けませんでした.
16番ゲージは 軌間16.5mmで 1/80を基準に作られます.Oゲージの 半分くらいの 大きさでした.
英米,日米の車両限界の関係などから16番の規格ができ上がって,その後の鉄道模型の中心になりました.
HOゲージ,OO(ダブルオー)ゲージ,16番ゲージは 模型の世界では 一緒に運転することができます.

13ミリゲージ

 実物を約1/80に縮尺して 軌間を13mmにするものを“13ミリゲージ”と呼びます.このゲージは
16番ゲージから派生したもので,大半の部品は 16番ゲージと共通ですけれど,専用の線路が必要です.
在来線の狭軌感の雰囲気を大切にしたい人たちが13ミリゲージを始めて 一部の人たちに人気があります.

 ちなみに日本で13mmゲージが始まったように,イギリスでその矛盾を正そうと1/76,18mm
軌間を規格に定めた人たちがあるそうです.やや特殊なゲージでEMゲージとか聞きました.

 詳しくは 機芸出版社,プレス アイゼンバーン,イカロス,NEKO,などの書籍雑誌をご覧ください.

(このページは書きかけです)

ナロー ゲージについて     Nゲージについて

各ゲージの高さ,長さ,体積,容積の比較 キハ52形を例として
   1/45 軌間24mm    1/80 軌間16.5mm    1/150 軌間9mm Oゲージ HOゲージ Nゲージ