Nゲージ
「Nゲージ」は,線路の巾が9mmで,1/150や1/160に縮尺した鉄道模型の規格のひとつです.
新幹線は1/160,在来線は1/150に縮尺して車両や施設が作られています.
Nゲージの規格に従って作られた線路と車両は,メーカーが違っても 一緒に走らせることができます.
Nゲージ車両の巾は約2cm,高さ3cmくらいです.在来線の車両は約20mなので 約12cm程度,
新幹線では25mなので 1両の車両の長さが約16cmになります.
車両には12V直流モーターが搭載されていて,歯車などで車輪に回転を伝えて走る仕組みになっています.
機関車は特に断りがない限り動力装置を備わっています.客車,貨車は動力装置は入れないのが普通です.
電車や気動車には編成(列車)の全車両に動力装置は入れなくても編成(列車)の一部に入れれば足ります.
列車の運転は,電気を手元のコントローラーで操作してレールに流れる電気を調節して行います.
家庭用の交流100Vを 直流0~12Vに変えて 模型の動力として用いるのが 一般的です.
線路は 同じメーカー同士の線路を使うほうが 簡単につなぐことができます.
電源はレールと違うメーカーでも使えます.ただ 電源とレールは同じメーカーの方が 電気の配線が手軽です.
プラットホームや跨線橋は 線路と同じメーカーをものを使った方が 問題が起きないでしょう.
アーノルトタイプの連結器は 共通の規格に基づいて作られていて メーカーは違っても 混用できます.
この他のタイプの連結器は,互換性は考慮されていないので 注意してください.
同じメーカーの連結器で種類が違う場合(自動連結器,密着連結器など)は混結できません.
あるいは 同じ名前がついた連結器でも メーカーが違うと独自の規格を設けているので連結不能です.
連結器の交換は 交換可能かどうか 見極めた上で 行ってください.
詳しいことは 各メーカーのカタログ,各商品に付属の取り扱い説明書をご覧ください.
一般的な書物,の取扱説明書の他,機芸出版,プレス アイゼンバーン,イカロス,企画室NEKO,その他各出版社の刊行物を参考にしてください.