文英石仏 岡山市北区大崎 2013/06/18
大崎廃寺跡(岡山市北区大崎)にある文英石仏
“文英石仏”は 戦国乱世に 平和を求めて現れた 岡山県南部に固有の石仏です.
天文2年(1533)から天正10年(1583)の間に限られるそうです.
素朴な表現に驚きました.庶民信仰に関係があるらしく謎に包まれています.
毛利方の影響を排除するためか,領主は庶民の心と石仏を地下に葬り去った.
中世から近世に移っていく動乱の時代,外来文化も影響し始める時代である.
私の饒舌よりも高松地区の文英石仏がまとめられている書籍をご紹介します.
“僧文英と石仏” 林 信男 2003年刊 \2,000_
備中高松城趾公園本丸跡の清鏡庵(宗治饅頭)または資料館で購入できます.
大安寺駅の近くにあるこの地蔵石仏は1403年から1412年に彫られました.
文英様石仏が現れて止まる時期の約1世紀前,平安期に磨崖仏として出現します.
文英(様)石仏の目と鼻と口が磨崖仏を遠目に見た顔にそっくりに私には見えます.