客人大明神 高松城趾公園 2016/01/26
客人大明神 まろうど だいみょうじん
天文2年(1534年)の銘が刻まれた “客人大明神” 石像は 文英様石仏で最古のものとされる.
明治30年代の高松城趾発掘の時掘り出された神像で何故か摩利支天様と地元では呼ばれている.
仏像,神像,室町後期の人々の暮らし,当時の世相はわからぬまでも,神仏習合が普通であった.
天文元年~24年(1532~1555) 織田信長誕生,豊臣秀吉誕生,天文法華の乱,家康誕生,鉄砲伝来
弘治元年~4年 (1555~1558) 毛利元就 陶晴賢を安芸厳島で破る.武田晴信,上杉謙信軍勢衝突
永禄元年~13年(1558~1570) 桶狭間の戦い,川中島の戦い,藤吉郎(秀吉)が織田信長に仕える
元亀元年~4年 (1570~1573) 信長が延暦寺を焼き討ち,三方ヶ原,武田信玄死去,室町幕府滅亡
天正元年~20年(1573~1593) 越前一向一揆,高松城水攻め,本能寺の変,山崎の戦い,秀吉関白
文禄元年~5年 (1593~1596) 太閤検地,慶長伊予地震,慶長豊後地震,慶長伏見地震,・・・・
慶長元年~4年 (1596~1615) 浅間山噴火,秀吉死去,関ヶ原の戦い,江戸幕府,慶長の大地震,
首里城開城 大阪夏の陣(日本列島が揺れた時代です.)
第1次岡山県文英(様)石仏調査報告書 <高松歴史をたずねる会>
高松城周辺,足守川上流域,赤磐市の砂川上流域など,文英(様)石仏をほぼ網羅する資料である.
歴史をたずねる会の有志(郷土史の諸先輩の方々)が 約60年前に調査して報告されたものである.
織豊時代の郷土史,文英(様)石仏に興味のある方々にとっては 教科書のような資料になっている.