岡山市 1959年頃
2220号
D52 8620
2220      岡山機関区  1959年頃

2120形
転車台のまわりに小さな機関車がいた.大型機の中で目立つ存在であった.
時々,圧縮機の音が響き,排気管からシューシューと湯気が上がっていた.
公式側の煙室にはノースブリティッシュの小さな菱形の銘板が残っていた.

無火機関車の移動に便利なため機関区の構内用などに戦後まで生き残った.
C12が配置され二休車になり,ある日D52に牽かれて鷹取に旅立った.
2120形の中で 私鉄線を除いて 最も遅い時期まで働いたカマであった.

吉井川架橋が最後の工事になった2227号も同時期に岡機に留置された.
2220号,2227号,僚機の終焉の地が岡山機関区とは奇遇であろう.

2220    C12 100 非公式側    C12 226
   2220       C12 100[岡]    C12 226[岡]

MEMO
岡機六検入換の機関車は 2220,C12 100,C12 226だった.

1960年5月土崎工場の2221号,同年7月2220号が廃車された.
1965年8月に札幌工事区の2424号が廃車されてB6系は終焉する.

「ロケに使われたB6」雑誌に載る. TOPICPHOTOS(64ページ)
映画「女侠客一代」のロケに使うため見事にメーキャップした2220号.
33-9-13 岡山機関区にて 岩津真澄  (鉄道ピクトリアル誌88号所載)

吉備線の大安寺付近で2軸無蓋車を10両ほど引っ張ってロケが行われた.
英国製機関車なのにチムニーキャップでなくダイヤモンドスタックだった.
当日,放課後ではなかったから見物に行っていない.私は中学1年の時だ.