門前地区の湿田
足守川の左岸,吉備線の北側に広がる田圃風景. 画面中央が足守駅の方角.
高松城水攻めで足守川の水が導かれたのは 松山往来に沿った線といわれる.
渇水期でも 綺麗な水が流れる用水路がある.田圃は冬季でも湿田と分かる.
この辺は現在でも少し掘れば水が湧き出す.導水路に利用する手段もあり,
足守川の水を引き入れれたならこの辺り(小山,馬揃の間)を流れていく.
旧河道の低地を塞いで微高地を東に流し高松城を湖水で囲んだのであろう.
足守川左岸は東に向かって低くなっていて 降雨があれば高松盆地に溜まる.
中世と現在で 宅地の地盤は 大きくは変らない と考えるのは 乱暴だろうか.
吉備線と国道180号線と松山往来との間は 現在では宅地化が進んでいる.
(10月13日 岡山市北区門前にて)