ボディとレンズ
写真を撮り始めて暫くの間,フィルムサイズが大きい程,よく写るものと思っていた.
巷に普及するレンズの性能が低かったし,ライカ版と2B判との差は歴然としていた.
フィルムサイズが写真の質を決める.レンズを絞れば目的を達するなどと思っていた.
レンズと一体になっているのが一般の写真機.私の高校時代まではそれが普通だった.
レンズの交換が可能なカメラは特殊な存在で鉄道ファンの間でも普及する以前だった.
6X6は75mmか80mm,6x9は105mmが付き変更ができない時代だった.
レンズ交換ができる6x9版を経験するのは,私が高校を卒業して以後のことだった.
105mm,150mm,65mmと増やしたけれど,主に105mmを使っていた.
気に入った150mmを残して木製の組み立てカメラを使い始めてから変化が起きた.