松山長昌寺地蔵石仏 岡山市北区大安寺西町 2014/01/07
字 地蔵下
岡山市 北区 大安寺西町 付近は古くは地蔵下という小字名であった.吉備線 大安寺駅から 徒歩約5分
駅の北西方向 約0.5km.駅西の踏切を北に進み,左折して公会堂の西約150mの道沿い.山側.
室町時代に遡る磨崖仏.1800年代に地震で落下して地元の人々が引き起こして祀ったと伝えられる.
100トンを超す巨岩を動かせる土木技術と人々の心の余裕と熱意があったことを偲ばせる逸話である.
矢坂山は良質な花崗岩の産出地として名を馳せ万成石,桜御影と呼ばれる.現在も北麓に石切場がある.
歴史を辿る時に 地名が手掛かりになることがあって,小字名の“地蔵下”も磨崖仏であったことを物語る.
1950年代はまだ矢坂山で兎狩りが行われていて 猟銃を扱う大人たちを幼少期に見学したことがある.
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岡山市の文化財探訪 6 岡山市の石造物 松山長昌寺地蔵石仏