硝材について 吉備津普賢院にて

普賢院

普賢院     岡山市吉備津   2008/08/05



写真用レンズに関して とりとめもなく書きます.
モノは試しとか言います.四半世紀を経た中判用レンズを デジタルカメラで 試しに 使ってみました.
絞り込みは手動,他の操作も厄介でとても実用には向きませんが,良好な描写だったのは意外でした.
レトロフォーカスタイプの8群9枚.期せずしてデジタルに好結果をもたらしているように思います.

遠景の写真は空気次第,加えて透明度の高いレンズです.硝材の透明度がレンズの性質を決定します.
硝材の選択はレンズ設計の第一歩で,屈折,分散の他に,透過率,波長による吸収の偏りが問題です.
硝材による特定の色の吸収は結果に大きく影響します.吸収と反射とは表裏一体で発色を左右します.

レンズの性質は結果に直結しますから,銀塩もデジタルもまず第一に素直な発色のレンズが必須です.
コーティングが派手に色づいて見えるのは硝材が透明でないことを暗に表明しているようなものです.
レンズはF値よりもF値とT値の差を重視して選びたい.その差を公表しない慣習があって困ります.

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