写真用レンズに関して とりとめもなく書きます.
モノは試しとか,四半世紀を経た中判用レンズをデジタルカメラに付けて試してみた.
手動絞り,他の操作も厄介で常用には向きません.良好な描写だったのは意外でした.
レトロフォーカスタイプ,期せずして,デジタルに好結果をもたらしているようです.
遠景は空気次第,水分や塵芥の少ない環境,レンズの性質,硝材の透明度が重要です.
硝材の選択は設計の第一歩.屈折分散,透過率,波長による吸収の偏りが問題になる.
特定の色の吸収は結果に大きく影響し,吸収と反射とは表裏一体で発色を左右します.
ガラスの質は結果に直結し,銀塩もデジタルも第一に素直な発色のレンズが必須です.
コーティングが派手なのは硝材が透明でないことを暗に表明しているようなものです.
レンズはF値よりもT値とF値の差を重視して選ぶ.差を公表しない慣習が困ります.