森山古墳 山陽町穂崎
五世紀後半に築造され、両宮山古墳の陪塚の
一つと考えられる前方後円墳です。岡山県の重
要遺跡に指定されています。
説明板 墳形は後円部に比較して前方部が著しく低平
であり、帆立貝式と呼ばれる珍しい形式に分類
されています。現在の墳丘の長さは約八五メー
トル、高さは約一一メートルを測ります。
墳丘は二段築成で、もとは周囲に周濠と周壕
がめぐっていました。現在は埋没していますが、
墳丘を中心に南北約一五○メートル、東西約一
二○メートルの領域を占めています。
内部主体は未掘のため不明ですが、外表施設
として葺石、埴輪が検出されています。
平成十五年三月 赤磐市教育委員会