山中一揆(さんちゅういっき)は,18世紀に岡山県北西部で起きた農民運動.
庶民が公権力に挑み始めた歴史の転換点,日本の夜明け,正しい意味での維新.
旧街道に沿って、院庄駅,姫新線踏切,首なし地蔵,高野神社,立石邸と並ぶ.
高野神社(二宮)から出雲街道を約200m西進,吉井川堤防に沿ったところ.
穏やかではない名で呼ばれるお地蔵さんなのだが,津山百景に指定されている.
4000人の農民が決起した山中一揆.その犠牲者(惨殺)は51名を超えた.
捉えられた6名のリーダーのうち2名がこの付近にあった刑場で殺されたから,
6地蔵として祭られてきた.頭部が壊されたのは後のこと.私はそう考えたい.
明治以後の政府と大衆の野蛮,廃仏毀釈の時勢で破壊された仏像は数知れない.
名刀も石では太刀打ち不能.石は割るか削るか,強い水の衝撃でも加工できる.
最寄駅 : 姫新線 院庄