硝材の透明度
いきいきと自然に写るかどうかは今も昔もレンズの硝材の選択次第と言っても過言ではありません.
空気とガラスの境界で起きる反射が大きいのですが,硝材の吸収も昨今では結果に大きく響きます.
レンズは光を透過させるもので硝材による吸収は制約の中可能な限り少なくしなければなりません.
良質の硝材で,より少ない群数で,丁寧なコーティングを施されたレンズには惹かれるものがある.
微妙な色彩の撮影では 構成枚数が少なく 薄いコーティング色のレンズを選んだ方がよいでしょう.
デジタル時代に設計のこのレンズは撮影距離の収差の変動も少なく素晴らしい描写力を示しました.
理想的なレンズを使うことができれば,デジタルでもフィルムでもどちらでも良い結果を示すはず.
レンズは鏡ではないので薄いコーティングのレンズを選ぶと良質の硝材であることが多いようです.