高松琴平電気鉄道 20形 21号 今橋 2005年
高松琴平電気鉄道 20形
21号
大阪鉄道(→関西急行)デロ20形.1925年川崎造船所(→川重)の来歴を持つ.
大正期の木造車の設計を踏襲した雰囲気を残し南大阪線で戦後も活躍した古豪である.
妻面は湾曲した5枚窓,側窓上に明かり窓に飾りがあって,大正の香りが残っていた.
関急での形式はモ5620形.車体が残っていたのを,1961年琴電が譲り受けた.
1952年頃車体更新,丸妻5枚窓は貫通扉付の平妻に変わって艤装は琴電で行った.
当初琴平線に投入されたが,晩年は志度線のラッシュ時の増結用として活躍していた.
約80年も活躍して,鉄道ファンに惜しまれながら2006年引退することになった.
過去,琴電の20形は東讃電気鉄道20形、京急20形があり,三代目20形になる.
1961年 ~ 2006年