1023号 西広島 1960年
広島瓦斯電軌 形式 F(形式 1020)1023号
廿日市以遠,1925年に地御前まで延伸時に,C形D形に続いて,F形として5両増備された.
台車は日車製のブリル76E系の模造品,電装は三菱電機.D形のアメリカ製に対し国産である.
C,D,F各形式は近似した仕様で1号~15号として1930年代の宮島線の輸送体制は整った.
F形(11~15)は1020~1024に改称された.集電装置は戦時にパンタグラフに換装.
爆心地から距離を隔てた宮島線車両と廿日市の変電所は広島市内に比べて被害の程度は軽かった.
梅鉢車は.1040形の種車になった2両を除いて,戦後も木造車体を保った姿で宮島線の主力.