阪神武庫川線1121号(武庫川)

南海軌道線 阪神電鉄(武庫川)

阪神電鉄           武庫川  1963年

晩年の1121号(1121形)の晩年
約30年間活躍した大正のモダンなインターバンも半年後にここで終焉を迎えた.
パンタとボウを備えて,ファンに愛された“金魚鉢”71形電車の印象が強く残る.

本線の改札口を出て武庫川を渡る.そこから洲崎まで単行の電車が往復していた.
渡り廊下は広くホームは一部板張りで,歩くと音が出て古い学校のようであった.

ホームと木造の駅建物は,戦時下の川西航空機の通勤輸送を担った時代を物語る.
あの総動員体制下,“一億総火の玉”の時代,鳴尾の浜で二式大艇が誕生している.

戦後一時期は甲子園口から専用線が通じていてタンク機関車が貨車を牽いていた.
小学生の記憶の断片に過ぎないが.C12かC11かC10か,幻ではなかろう.

3線式の軌条を初めて見たのは武庫川線であった.以前は‘’金魚鉢‘’が走っていた.
岡山では単車の路面電車しか見ていないから関東や関西の郊外電車に憧れていた.



阪神電鉄1121形
野上電鉄31