大崎 旧稲荷参道 岡山市北区大崎 2018/06/13
64号 ~ 66号 大崎 旧稲荷参道 延命石仏 宝生石仏
小山から大崎に至る旧稲荷参道沿いから戦後になって発見され,現在地に祀られた.
門前,小山,大崎,和井元と山沿いに稲荷に至る旧稲荷参道は消失した部分もある.
小山から昔の里道に沿って大崎に入ってすぐ.山裾.“大崎下”は小字名でしょうか.
以前は,小山から大崎に行く途上,旧稲荷参道を辿れなくなって諦めて引き返した.
この度は初老の方に聞いて“首無地蔵”の名で地域で親しまれていることも教わった.
幕末明治の首無地蔵も多いけれど,戦国乱世に破却された文英様石仏も数知れない.
大崎は足守藩なので,“大崎下”は,花房職之(浮田直家家臣)の勢力範囲ではない.
小山,大崎あたりの石仏の破壊は 幕末の廃仏毀釈の際の 可能性も否定しきれない.
民衆の信仰に対する花房職之の弾圧の激しさは石仏破壊の容態をみれば想像できる.
( 左から 65号 宝生石仏,66号 宝生石仏,逆さま 64号 延命石仏 )