金山寺三重塔(岡山市)

本山寺 浄土寺(尾道市)

金山寺     岡山市北区金山寺  2011/02/23

三重塔
金山の中腹,標高は400mもあるだろうか.三重塔は境内の最も高いところに建っている.
江戸時代後期(1788年)に建立された.総高26メートル余県下最大級の三重塔である.
三重塔の南東と北西に放水銃(放水砲ともいう)が備えられている.画面の隅に見えている.
建物火災に用いるのが正しい用途である.本来の目的に使用されない放水銃も存在している.
戦国期領主の改宗要求を拒否して堂宇すべて焼き討ちに遭った歴史が残されている寺である.
通称の金山寺(かなやまじ)で一般に通っている.記録によれば銘金山観音寺遍照院である.

参考文献 : 市川俊介“岡山の神社仏閣”(岡山文庫82号)日本文教出版(株)1978年刊
ISBN4-8212-5082-9