Hiroshima Electric Railway
広島電鉄 形式 650
被爆電車
1942年木南車輌製造製の半鋼製ボギー車で,651~655が戦時下で働いた.
1945年8月6日,原子爆弾投下,5両全車が被災した.その被害程度は異なり,
651~654は1年以内に復旧した.655は数年後,張りあげ屋根で復活した.
655は1967年事故廃車,残った4両は1975年にワンマン車に改造された.
生え抜きでもあり,30年前に“被爆電車”として世間の注目を浴びるようになった.
現在651,652がラッシュ時に運転され,653号は予備的存在で臨時で動く.
平和都市“広島”の文化遺産として,650形が末永く動き続けて欲しいものである.