Hiroshima Electric Railway
広島電鉄 形式 200
(元 ハノーファー市電)
「ハノーバー電車」
200形(238号).1988年に姉妹都市の西独ハノーファー市から寄贈された電車です.
西独ハノーバーの市電.1928年製の木造2軸単車.1950年更新されて半鋼製になった.
2次大戦の戦禍に遭い戦災復旧車である経緯から広電の650形と同じ境遇の電車といえよう.
屋上に抵抗器を載せるのはドイツ流.モーターの出力が大きいのも質実剛健なドイツ流である.
広電に来て,ワンマン化,難燃化,制動機が変わったが,ほぼハノーバー時代の姿をとどめる.
ドイツ流に冷房装置は付いていないから,営業運転は通年11月~3月,日曜祝日に限られる.