広島電鉄 形式 550 2002/08/06
ナニワ工機で1955年に新造された広電初の全金属製車両.時代を反映した設計の電車である.
551は出力強化,間接制御,電気制動,カルダン駆動,次世代を目指した高性能電車であった.
552~555は,吊掛駆動,直接制御で,500形の増備といってもよい性格の車両であった.
551は宮島線の直通も視野に入れた電車であったが,後の改造で吊掛駆動,直接制御になった.
5両のうち552は早くに火災で廃車,残る4両も2013年までに廃車解体されて現存しない.
500形,550形,350形(形式850を350に改称)の車体は同寸で外観的に酷似する.