三岐鉄道 近鉄富田 2020/07/18
撮影 矢島信哉
模型屋の繰り言 車体色
三岐鉄道の1-C-1や1-B-1を雑誌で知ってはいたが遠い過去のことだ.
玉野市電気鉄道キハ101は三岐鉄道を液体式に改造し導入したものだったが,
私にとっては三岐鉄道は遠い存在だったから,当時現地に行くこともなかった.
富田の入換に従事していた頃のED22も現役時代は見ることができなかった.
片側デッキに大きな元溜めタンクを載せたWH製凸型電気機関車に憧れていた.
当時はモーター収容と駆動装置に工夫を要し,凸型電機の模型化が困難だった.
そういう障壁を突破した製作記事を「鉄道模型趣味」で読むだけで楽しかった.
半世紀前の三岐鉄道車両の塗色を再現したクモハ101,クモハ102が走る.
三岐鉄道は私(赤木)には遠い存在だったが,塗分けを見ると昔日を思い出す.
別府鉄道キハ3
キハ3の車体色
三岐鉄道から譲渡を受けて別府鉄道にボギー車が入った.その頃の撮影らしい.
従来の単車2両とは違った色だったのかどうか.半世紀を経て残るものはない.
井笠鉄道の緑色より濃い濁った緑色の記憶があるが,色の記憶は極めて怪しい.
再現された三岐の車両色は,半世紀前のキハ3の記憶が蘇るような感じがする.