津山線は地形に逆らわないで山間を縫うように敷かれている. 金川を出発した上り列車は鉄橋を渡り宇甘川に沿って進み勾配に挑む. 25パーミリが連続する箕地峠は C11形の時代でも 機関助士も機関士も泣かされた. 急勾配を控えて このあたりから力行を始めなければならなかった. キハ120やエンジンを換装されたキハ47系にとっては, そのような苦労も昔語りに過ぎない.