玉野市営モハ100形(モハ103)
大聖寺前~三井造船所前~玉(玉橋)の区間は路面電車よりも駅間が短い.
三井造船所前には電車留置線があった.搬入されたキハ104も写っている.
電車による運行を止めて,気動車化される直前の頃の玉野市電気鉄道である.
玉野市電気鉄道 私的メモ
宇野から三井造船までの工事線を転用して1953年(昭28)に開業した.
車両は日立製の新車が投入されたが蔵王高速鉄道向け車両だったといわれる.
開業時に電動車3両が揃えられて,後に野上電鉄から制御車1両が加わった.
1964年末動力を変更し三岐鉄道,熊延鉄道の気動車を改造して非電化に.
気動車化によって採算は悪化した.2年後玉野市長が鉄道廃止を打ち出した.
結局1971年度末鉄道は廃止され,水島,玉島に延伸する夢も露と消えた.